ワーホリに行こうと思っているけど、仕事がみつかるかな、と不安に思っていますか?全くの未知の世界、期待と不安が混ざっているかと思います。
私もワーホリに行くとは決めたけど、自分が働けるか全くイメージが湧きませんでした。それでも、予想外に現地到着3日目から働き、2年半で5つの仕事を経験することができました(ワーホリ1年、その後はパートナービザ)。私の体験談が、あなたの役に立つと嬉しいです。
この記事の前半では、仕事を見つけるために必要なことをお伝えし、後半では、実際に私がオーストラリアのパースで仕事を見つけた経緯と、仕事内容や反省点を赤裸々にお伝えします。
読み終えたころには、仕事の探し方と仕事を楽しむための働き方マインドを知ることができます。さっそくいきましょう!
ワーホリオーストラリアで失敗しない仕事をみつけるために必要なコト3選
最低限の英語力
ずばり職種にもよりますが、仕事をする上で最低限の英語は必要です。なので、できるだけ、日本にいる間に基礎英語力を積み重ねておきましょう。出発数か月前とかでも、集中して勉強してみてください。目標がある短期集中ほど効果的な勉強方法はありませんからね。
一方で、日本人は自分で英語のレベルを過小評価している傾向があります。英語で基本的な会話はできる、という方は、語学学校へ行かずに、仕事探しを始めてしまうという方法もありますよ。私もワーホリにいったら2,3か月は、語学学校に行こうと思っていました。でも、当時の彼に(今の夫)に、もう基礎会話できるんだから、語学学校に行く時間と費用が無駄だ、もったいない!と言われ、結局語学学校に行きませんでした。
当時の私の本心は、語学学校に行って心の準備をしたい、まだ自分の英語に自信がない、エージェントにも勧められたし…でした。でも結局費用も抑えられ、働きながら現地の英語のスピードにも慣れることができたので、思い切ってよかったです。
はっきりした受け答えと立ち居振る舞い
面接ではもちろん、履歴書を直接配って仕事を探す際にも大事なのが、はっきりした立ち居振る舞いと受け答え。謙虚な気持ちでおどおどしてしまうと、自信がないのかな、と思われてしまうので、履歴書を配るときには、自信を持って笑顔でいきましょう。
言いたいコトは端的に笑顔で元気よく!です。
私も、最初に履歴書を配るとき、とてもどきどきしました。でも、シェアハウスのオーナーさんが、「大きなはっきりした声で笑顔で、仕事さがしているんですが、マネージャーとお話できますか?って必ずマネージャーと話したいことを伝えるんだよ。大丈夫、何も取って食われるわけじゃないんだから、気楽に行っといでよ~」と背中を押してくれました。ほんとにそう。大丈夫です。
柔軟な考え方。頑張りすぎない。
たとえ面接にたどり着けても、もしご縁がなければ連絡がこないこともあります。そんなときも、柔軟に軽やかにどんどん次へいきましょう。
そして、もし面接も合格して晴れて働き始めた場合でも、もし、辛い環境や理不尽な人間関係で、心が苦しくなってしまうときには、辞めてもいい、ということを覚えておいてくださいね。一度始めた仕事、せっかく採用してくれたのに、と思って苦しくても頑張り続ける日本人は多いのではないでしょうか。ワーホリは何の仕事をしても、好きに自分のしたいことしていいビザです。心軽やかに、苦しすぎる環境はシンプルに「辞めます」で大丈夫。
まれに必要以上に厳しい職場もあります。そこに修行に来てるわけではないので、あれ、ちょっと違うなと思ったら、勇気をもって次の職場を探しましょう。職場によって雰囲気や人が違うので、一つの場所に縛られることはないですよ。自分の頑張りたいことを頑張りたい場所で頑張りましょう!
ワーホリオーストラリアで仕事を見つけた3つの方法【仕事内容と反省点も】
①友人からの紹介(コネ)
やはり一番簡単なのが友人からの紹介。コネときくと日本ではあまりいい印象がありませんが、雇う側からすると、信頼している従業員の知り合いというだけで、採用しやすいのは納得ですよね。
友人からの紹介のメリットは、何よりもすぐに働けること。明日から来てね、ということもあります。ということで、心の準備をしている暇はありませんが。笑 もしチャンスがあったらぜひ挑戦してみましょう。
イタリアンレストラン(アイコンタクトできずお客様を怒らせる)
私はオーストラリア3日目から紹介でイタリアンレストランで働き始めました。今の夫が、当時シェフとして働いていた場所です。到着して、「あさってから一緒に働くよ」と言われて驚きました。心の準備が~~!と思い不安でしたが、せっかくのチャンスなので、働きはじめました。仕事内容はホールスタッフ。面接もほとんどなく、さらっとホールのことを教わりスタート。当時の私は、実は日本でもレストランのホールで働いたことがない未経験。と、いうことで、何もかも初めてかつホールスタッフみんなオーストラリア人ということでものすごい早い英語に慣れるのに苦労しました。でも、耳はだんだん慣れるので、この期間でずいぶん現地の英語に慣れることができました。仕事も、他のスタッフが働いている様子を見て真似して、学んでいきました。
お客さんは、日本のように「すみません」と言って呼ばないので、常にお客さんの様子を気にかけて、アイコンタクトをとる重要さを学びました。それを知らず、ずっと注文を待っていたお客様を怒らせてしまったことがあります。もしレストランで働くことがあればぜひ覚えておいてください。
繁忙期のピンチヒッターという感じだったので、シフトがあまりなかった為、同時進行で別の仕事も探していました。心の準備のないまま働き始めて職場だったので、とにかく気を張っていました。もっと、楽にチャンスに感謝して楽しめばよかったなと今振り返ると感じます。なので、もし突然仕事のお話が来たら、まずは楽しむマインドでスタートしてみてください。もし合わなければまた、違う仕事を探せばよいので、リラックスリラックス、ですよ~
高級インド料理レストラン(カレーはフォークとナイフで食べるよ)
高級インド料理のレストランも、シェアハウスのシェアメイトから紹介してもらいました。紹介ということで、面接もなくすぐに働き始めることができました。仕事内容は、同じくレストランのホールスタッフ。ここのレストランはかなり富裕層向けだった為、店内の雰囲気やスタッフの働き方が、優雅で上品でした。紹介してくれたアメリカ人のシェアメイトと私以外はみんなインド人という環境もとても新鮮で愉快でした。
カレーの種類を覚えるのが大変でしたが、どれも本当においしくて、日本のカレーが食べられなくなったほど。お客さんはフォークとナイフで優雅にカレーを食べていてびっくりしたのを覚えています。
反省点としては、とても良い職場だったので、もっとリラックスして楽しめばよかったなと思います。責任感が強いせいか、緊張して仕事していました。ある日の仕事終わりに、インド人マネージャーに呼ばれると、「美里、今日の君は良くなかったよ。」と真顔で言われ、血の気が引きました。その次の瞬間、漫画見たいに、ぷぷーっと笑われて、「冗談だよ~!君はもっと肩の力抜いて楽しんで~大丈夫~good job!」と言われました。心臓に悪い冗談は辞めてほしいです。笑 周りからみても、それほど緊張して仕事していたということでしょう。
②掲示板
日本語の掲示板もたくさん求人があり、仕事をみつけやすい方法です。今スタッフを探している&日本人を積極的に採用しているということで、採用される確率が高いです。各都市で、オンラインで日本語で求人を探せる掲示板があるので、ぜひ探してみましょう。
私が、ワーホリでパースにいたときには、日豪センターという場所があり、実際にそこに行って、掲示板にある求人を頻繁にみに行って気になる求人がないか確認していました。
バックパッカーの受付兼マネージャー業(仕事が終わらない…)
掲示板でみつけた仕事の一つが、バックパッカーホステル受付兼マネージャー。実はこの求人では住み込みで働てくれる人を探していたようで、面接で、「あ、ごめんなさい。通いで働く予定でいるので、すみません」とお断りしたところ、マネージャーの方から、通いでも良いよから週末だけ自分の代わりにマネージャー業をしてくれないかとオファーを頂きました。仕事内容は、受付業とスタッフのシフト作り、お金の管理、などなど。
ホステルということで、世界中の若者がいてとても活気のある職場でした。が、私は仕事をしに来ているということで、ヒーヒーしていました。時間内に仕事が終わらなくて、残ってやる必要があり大変でした。特に当然ですが、お金の管理はとても重要なので、かなり気を張っていました。良い経験でしたが、マネージャーがかなり、私に仕事を任せてくれてしまったので(笑?)仕事の責任の重圧で自分を苦しめていました。今思うと、もっと、時間内にできること、できないことを相談すれば良かったのに、と心から思います。でも当時は、与えられたことは何としてもできないといけないんだ!!と思っていたのです。
これから海外で働く皆さんはマネージャーや同僚とよくコミュニケーションをとって、楽しんでお仕事してくださいね。コミュニケーション、大事。
日本食テイクアウトのお店(日本社会がそこにあった…)
掲示板でみつけたもう一つの仕事が、日本食テイクアウトのレストラン。仕事内容は、レジ業務と、開店前の仕込み。平日はここで働いて、週末はバックパッカーで働きました。
大きな声では言えませんが、ここではちょっとした日本の縦社会を感じました。何というか、暗黙のルールや長年働いている方々に皆気を遣っていたかなと思います…失敗が許されない雰囲気がありました。とはいえもちろん、とてもやさしいスタッフの方もいて、そんな方とは、おもいっきり日本語でお昼時間お話するのが楽しかったです。
それでもなんだかんだ6か月フルでお世話になり、最後の方には仕事にも慣れて楽しく働くことができました。今思うと、英語が話せたからだと思います(ある日、お客様からアレルギーやグルテンフリーのことで少し難しい質問があり、英語で対応しました。そこから、風当りがよくなったように感じました)。英語があまり話せなくても日本食レストランは採用されやすいです。ただ、場所によりますが、日本人なのに日本人の英語に厳しい…そんな場所もないこともない、ということを頭の片隅においておくと良いかもしれません。
もしも、心が辛くなってしまう環境であれば、辞めます。で大丈夫。今ある環境がすべてではないことを忘れずに。
いづれにせよ日本にいるときに、できるだけ英語力を上げると生活がスムーズになり、友達の幅も広がります。海外生活は英語以外にも学び吸収することがたーくさんあります。ワーホリの限られた期間で自分の成長のために時間を有効に使えるよう英語学習を今から積み上げていきましょう。
③履歴書配り
ここで働きたいなと思ったら、迷わず履歴書を持って、直接仕事を探しています!と尋ねてみましょう。新しいスタッフを探していない場合も多いので、ご縁があればラッキーというところですが、諦めない限りチャンスがやってきますので、どんどん訪ねてみましょう。
私もいろんな所に履歴書を配りました。何か所配ったか覚えていないくらいです。なかなか返事がもらえない場合が多いのですが、落ち込まぜずに、ここは軽やかに配っていきましょう。
日本食レストラン(一番長く楽しく働けた場所)
運よく履歴書を配って、すぐに連絡をもらえたのが、日本食レストランでした。私もよく食べに行っていて、現地の人にも人気でにぎわっていました。何よりスタッフみんなが仲良さそうにしているのを見て、私も働きたいと思い、面接でできるだけさくさん働きたい旨を伝え、週6で働かせて頂きました。
日本食レストランといっても、スタッフは、日本人だけでなく台湾人、香港人、ミャンマー人とアジア出身のスタッフが集まっていて、とても働きやすい環境でした。
仕事内容は、開店前の準備に仕込み、レジにサーブ、そして最後には、お金の管理も任されました。とても忙しい職場でしたが、それぞれの仕事がしっかり決まっていて、とても働きやすかったです。常連のお客さんも多く世間話をするようになり、スタッフ同士も仲が良かったので雰囲気が良かったです。
ぜひ、働いている人たちの様子をみて、ここで働いてみたいなと思ったら、どんどん履歴書を配ってみてくださいね。良いご縁に出会えますように。
まとめ
ここで紹介したほかにも、オンライン求人のGumtreeやIndeedで仕事を探す方法もあります。私も、何度か応募しましたが、返事は1度もきませんでした。現地の人もここから仕事を探していることもあり、競争率が高い印象です。もしできたらオンラインで求人を出している会社をみつけて、実際に直接履歴書を渡しに行ってみるのも良いでしょう。いつどこで何につながるかわかりませんからね。
ということで、今回は、ワーホリオーストラリアで失敗しない仕事の探し方と働き方を体験談を踏まえてお伝えしました。
仕事をみつけるために必要なコト3選
①最低限の英語
②はっきりした立ち居振る舞いと受け答え
③柔軟な考え方、頑張りすぎない
仕事の探し方
①友人からの紹介
②掲示板
③履歴書を配る
どんな仕事をしてもOK、何もして過ごしてもOKのワーホリビザ。軽やかに、フットワークよく考え、動いていくと、どんどん良い流れに乗り、良いチャンスにも恵まれます。ワーホリに行くすべての人を心から応援しています。
実り多き滞在にするためにも、日本にいる間にできるだけ、英会話ができるようにしておくことを再度おすすめします。文法はだいたいわかっていても、いざ話すとなると全く出てこない、という方向けに、別の記事でおすすめ英会話You tubeとその活用法も紹介しているのでぜひ参考になさってみてください↓↓
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